救急蘇生法の基礎 - 救命の連鎖と市民の役割

(6)救命の連鎖と市民の役割

 突然の心停止に見舞われた傷病者を救命するために必要となる行いを救命の連鎖といいます。救命の連鎖は構成されている4つの輪が正しく素早く繋がってはじめて効果を発揮するのです。どれか1つの輪が欠けるだけでも救命は難しくなります。

 1.迅速な通報
 2.迅速な心肺蘇生
 3.迅速な徐細動
 4.二次救命処置

 最初の輪は、反応の無い人を見つけたら直ちに119番通報する迅速な通報です。ふたつめの輪は、救急の現場にいる市民が行う迅速な心肺蘇生です。三つめの輪は、市民がAEDで電気ショックを行う迅速な徐細動です。最後の四つめの輪は、救急救命士や医師による高度な救命医療を意味する二次救命処置です。

 救命の連鎖における最初の3つの輪は、救急の現場にいる市民によって行われることが期待されています。市民はこれらの輪を支える重要な役割を担うことになります。