救急蘇生法の基礎

(1)救急蘇生法とは

 病気や怪我により、突然に心肺停止、もしくはこれに近い状態になった時に、心臓マッサージのための胸骨圧迫と人口呼吸を行うことを心肺蘇生(Cardiopulmonary Resusci-tation : CPR)といいます。胸骨圧迫だけでも傷病者の救命率は大幅に向上するので、状況によっては人工呼吸が省略されることもあります。

 傷病者を救命するために大切な心肺蘇生、AED(Automated External Defibrillator : 自動体外式除細動器)を用いた除細動、異物で窒息をきたした場合の気道異物除去の3つを合わせて一次救命処置(Basic Life Support : BLS)といいます。一次救命処置はAEDや感染防護具などの簡易器具以外には特殊な医療資材を必要とせず、特別な資格がなくても誰でも行うことができます。

 心肺停止以外の一般的な傷病に対して、その悪化を回避することを目的として、市民により行われる最小限の諸手当を応急手当といいます。応急手当には出血に対する圧迫止血などが含まれます。

傷病者の発生

安全の確認

反応はあるか?→ある→応急手当
↓なし
一次救命処置